2011/08/15

ここに至る道

今日も宿でゴロゴロー。
ダラダラー。

書くこともないので
僕がこの旅に出るに至った経緯なんかを
話してみたいと思います。

まず、僕は生まれも育ちも
あまりよくありません。
高校もまともに行ってないし
家族とは十年以上前に縁を切って
それっきりです。

学もなく社会経験も浅い若造が
一人で生きていくというのは大変で
ドン底の生活をしていました。

それから色々あって
大阪で1年ほどホームレスを
していたのですが
その頃から考え方が
変わってきたように思います。

西成のおっちゃん達と
色んな話をしてみて
僕が体験してきた不幸なんて
たいしたことないなーとか
世の中や生まれを呪ったりするのも
アホくさいなーとか
そんな風に思えるようになりました。

そして何があっても
「ま、なんとかなるさ」と
思えるようになりました。

ホームレスという
毎日がサバイバルな生活の中では
そう思わなければたやすく
絶望に押しつぶされてしまうので
僕がそういう思考回路を獲得したのは
ある意味必然だったと思います。

それからまた色々あって
京都で1年半ほど仕事をした後
ある程度まとまったお金が
貯まったので、初海外にして
半年のバックパック旅行という
アホな行動に出たのです。

たぶん僕が多少はまともな
人生を送っていたなら
こんなことはやっていないと
思います。

家族もなく、金もなく
社会的地位もなく
なにも持っていない人間だからこそ
できることっていうのも
あるんじゃないでしょうか。

今更人生をやり直せる訳でもなし
僕はこのしょうもない人生を
最大限有効活用して
最大限楽しんでやるつもりです。

明日のことは明日考えればいい。
なにがあったって
絶望する必要なんかない。
「ま、なんとかなるさ」
そう言っておけば大抵のことは
実際になんとかなったりするもんです。