2011/09/15

病院に行ってみた

体調は治るどころか、喉の痛みと関節痛が酷くなる一方なので、病院に行ってきました。病院自体はスムーズだったのですが、なぜか保険会社に国際電話をかけるのに苦労しました。それはこんな顛末…。

最初は今泊まってるホテルから電話かけられると思ってました。なので部屋の電話機からフロントに国際電話をかけたい旨を伝えたんですが「うちではやってない」とのこと。

「近所にネットカフェがあって、そこからかけられるよ」と言われたので、しんどい体を鞭打って行ってみたら「国際電話のサービスはだいぶ前にやめちゃったよ」と言われ、まあそれがカンボジアクオリティ、と諦める。(ホテルに対しても)

ホテルに戻って、他のネットカフェの場所聞いたら、少し遠いので今度はバイクタクシーで向かいます。

今度のところはちゃんと国際電話かけられたんだけど、電話回線じゃなくてSkype通信だからなのか、回線状態が非常に悪い。

相手の声は聞こえるけど、こっちからの声はほとんど通じない。なんとかホテルの電話番号だけ伝えられたので「それではこちらからホテルにかけなおしますので一旦お戻りください」ということなのでホテルに戻ってしばらく待っても、一向にかかってこない。

やっぱりあの回線状況ではちゃんと電話番号伝わってなかったかーと思い、また違うネットカフェへ。

今度のところは回線状態良好で、スムーズに保険会社とやりとりすることができました。そして紹介された病院にそのまま向かいます。





総合病院といった感じではなく、こじんまりとしてますが、中は清潔で、かなりしっかりしてます。

受付に、診察を受けにきたこと、保険に入っていることを伝えると、保険会社から連絡が行っていたらしく、思った以上にスムーズに対応してくれました。

特に日本人の通訳スタッフが専属で付いてくれるのは、めちゃくちゃありがたかったです。医療関係の英語なんてほとんどわかんないし、最悪の場合は筆談してもらって、iPod Touchで辞書引きながらやりとりしようと思っていたので。

待合室でボケーっと順番待ちしてたら、日本人の集団がやってきたので話しかけてみたら、大学のサークルで旅行に来たのだそう。さっき診察が終わったところで、ただの食あたりだったと言ってました。

大学生達の中に一人カンボジア人が混じっていて、彼が話していたのですが(日本語うまかった)こういうところで風邪等で外来診察を受けると、200ドル(1.5万強)くらいかかるのだそうな。

日本でも保険なしならそれくらいかかるかなーって一瞬思ったけど、カンボジアの物価考えたら、とんでもない額ですね。

ほとんどの人は保険入ってないそうで、もっと安いとこに行くんだそうな。こういうところに来るのは、外国人か富裕層だけだと言ってました。

しばらくして名前を呼ばれ、血圧、体温、体重を測定しました。血圧が上150で下98。いつもは130、80くらいなので高いです。体温は37.4度。熱は引いたと思ってたけど、まだありました。体重はジャスト50kg。ベスト体重は50半ばなので、ちょっと痩せ気味です。

それほど待たされることもなく、医師の診察を受けられました。問診もすべて日本人スタッフの通訳を通すので、めちゃくちゃ楽です。こんなに楽していいの?って思っちゃうくらい。

念のためということで、喉の粘膜を採取して調べてくれることになりました。検査に時間がかかるので、近くのイタリアンレストランでお昼を食べます。





なんかすげー高そーとか思ったけど、そうでもなかった。





ピザとコーラで5.5ドル(421円)

病院に戻って検査結果を聞くと「細菌性のものではないし、抗生物質を投与する必要はありません。薬を出しておきますので飲んでくださいね」とのこと。ちょっと安心しました。





出された薬は4種類。めっちゃ効きました。今はかなり楽になってます。

日本にいたときも病院は嫌いで(というか貧乏で)、ほとんど行ったことなかったのですが、今回海外の病院に行ってみて、なかなかいい体験ができたと思います。

薬局は手軽でいいけど、やっぱり薬剤師にできることは限界があるし、診察受けられて薬も出してもらえて、保険会社にあれこれ手配してもらえる病院の方が、全然いいですね。

やり方はもうわかったし、今度からは調子悪くなったら病院に行こうと思います。