2011/12/06

迷えるジャンキー達へ

今日はバイクレンタルして、他のビーチもまわろうと思っていたのですが、しんどかったのでやめました。

明日から本気出す。





だって暑いんだもんさ。一日かけていろいろ行こうと思ったら体力いるさ。





というわけでWifiのつながるレストランでダラダラとネットしながら……。





ビール飲んだり。





ご飯食ったり。キングフィッシュのステーキ。やっぱり魚介類がうまいね。

北インドやムンバイだと、食い終わったら即、「Finished?」とか言って皿を下げられ、そそくさと精算書持ってくるようなところが多かったけど、ゴアは食った後もゆっくりできるところが多いので嬉しい。





夜もまたビール。





そしてカレー。

なんかご飯がうまいなー。北インドでは食事に辟易してたのに。






宿のにゃんこ。

それにしても、この「マナーリー」という宿、完全に日本人宿になってしまってますね。しかもあまりよくない人達の沈没場所になっちゃってる。

ジャンキーが嫌いな人は、別の場所に泊まった方が懸命です。

適当にゲストハウスを当たってみて、満室なら「他のとこ紹介して」って言えば、連れていってくれると思います。かなり横のつながりあるみたいだし。

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ドラッグについて。

ゴアという土地柄、この話題はどうも避けて通れないようなので、僕のドラッグに対する考え方を書いてみたいと思います。


「ダメ、ゼッタイ」と完全に否定する人は多いし、それが正しい反応だと思うけど、僕はドラッグだけが特別なんじゃないと思ってます。

ほとんどのドラッグは、世間で思われてるほど身体依存はないのです。ほとんどが精神依存。

きっと中毒になる人間は、何にだって中毒になってしまう。

今まで社会の底の方を這いずりまわるようにして生きてきたせいか、実際にそういう人間をたくさん見てきました。

ギャンブルで身を持ち崩した奴。

ネトゲ廃人になって、嫁さんに見捨てられた奴。

新興宗教やマルチ商法で、それまで築き上げてきた財産や信頼をすべて失った奴。

そして、ドラッグで頭をおかしくした奴。

この人達は本質的に同じ問題を抱えてると思う。

偉そうに聞こえることを承知で言えば、彼らは自分の中に矜恃や哲学を持っていない。

流されるままなんとなく生きてきたから、自分の中に芯になるものがない。だからそれを自分の外側に求める。そこに寄りかかろうとする。

流されてはダメなのだ。自分で考え、自分の意思で選択しないといけないのだ。

しんどい思いをしても、心を麻痺させちゃダメなのだ。その痛みは、自分がまだ大切なものを持ち続けている証拠なのだ。

さんざんな思いをして、それでもふてくされず、チートせず、自分の生き方を模索する。

不格好でもいいし、人から笑われたっていい。そうやって他人を笑う人間はきっと、何も成すことはできない。

社会的成功だとか、偉業を成し遂げるとか、そういうことではなく、人生の成功。死の間際に、「そう悪くない人生だった」って思えるかどうか。大事なのはきっと、そんなささいなことなのだ。


自分の過去をかえりみれば、あまり偉そうなことを言えないのだけど、それでも僕はドラッグから抜け出せないでいる人達にこう言いたいのです。

ドラッグをやったっていい。でも、自分にとって本当に大切なものが何なのか、探すことをやめちゃダメだ。それが見つかれば、きっとドラッグなんて必要なくなる。もっとたくさんの喜びと驚きが、そこにはあるのだから。